不妊症の相談 漢方専門 大山漢方堂薬局
「マタニティーブルーによい漢方薬!」
(出産後の不安、情緒不安定によいです。)
是非、お試しください!!

   


花月(かげつ)

  

商品名: 花月(かげつ)

適応症: 緊張感、興奮感、いらいら感の鎮静、
      上記に伴う頭重・疲労倦怠感の緩和

大山漢方堂薬局 販売価格
30日分(90包入り) \7350(税込み)
60日分(180包入り) \14700(税込み、送料、手数料込み)


不安、不眠


花月(剤型:エキス顆粒)


製品名 花月(かげつ)

効能・効果 緊張感・興奮感・いらいら感の鎮静、上記に伴う頭重・疲労倦怠感の緩和

構成生薬(松鶴堂加減)
芍薬
桔梗
沢瀉
細辛
防己
石膏

香附子
陳皮
蘇葉
生姜

原処方(効能・効果)
香蘇散=原典:和剤局方
「胃腸虚弱で、神経質の人の風邪の初期(210処方適応症)」

処方解説
・香附子・蘇葉は、気のうっ滞を発散させ、蘇葉には胃腸を整える作用があります。
・香附子・陳皮は、芳香性健胃薬で、胃機能を整えつつ気をめぐらします。
・甘草は、諸薬の働きを助けます。
・生姜は、発汗・健胃作用があります。
・細辛は、風寒を発散させて身体を温め、気をめぐらせます。
・桔梗は、諸薬の薬効を上部に引き上げる作用があります。
・芍薬は、鎮静・鎮痛作用があります。
・石膏は、気を下ろし、頭痛などをとります。
・防己・沢瀉は、体内の水分の調節をします。

「使用目標」
・頭冒(頭が何かで覆われているいる感じ)があり、頭髪をかきむしる等のしぐさをする。
・頭痛、身体痛があって、神経症のもの。
・心配事があって気がめいっている。
・うつ気味で、頭痛、頭重、不眠がある。
・マタニティーブルー(出産後の不安、集中力低下等を伴う感情不安定状態)。

松鶴堂加減について
花月は、香蘇散に芍薬、桔梗、沢瀉、細辛、防己、石膏を加えたものです。
香蘇散は、散気快気の主方といわれるもので、気のうっ滞を発散し気をめぐらせ、主として神経性諸疾患を治すものです。
具体的には、胃腸のあまり丈夫でない人の抑うつ状態、いらいら、やる気がでない、頭痛、不眠、軽い風邪といった症状に使います。
饗庭家口訣他にもあるように、香蘇散は「気滞気鬱による諸病に使うが加味の力をもってその効をとぐる」ということで、
さまざまな加味のなされる処方です。
従って、花月では、抑うつなど気が沈みがちという症状があって、さらに頭痛、身体痛を伴う諸症に対応するよう、
石膏、防己、芍薬など消炎・鎮痛、鎮静作用のある生薬を多く加味してあります。

一口メモ
・花月は、気が沈んでいるタイプで、声が小さく話にまとまりがない感じ。
これに対し、清心(逍遥散)はやたらと愁訴を訴える感じである。

使用上の注意
 添付文書に記載の「使用上の注意」を併せて必ずご参照ください。

参考文献
1)漢方診療医典 大塚敬節・矢数道明・清水籐太郎 南山堂
2)漢方後世要方解説 矢数道明 医道の日本社
3)漢薬の臨床適応 神戸中医学研究会 医師薬出版
4)中医処方解説 神戸中医学研究会 医師薬出版
5)漢方診療のレッスン 花輪壽彦 金原出版


注)花月(かげつ)を70日間服用しても、
効果に満足できない場合は、調合漢方薬(オーダーメイド)をお勧めします!!!
大山漢方堂薬局にお電話ください。0283-22-1574 


       


出産後の情緒不安定に効果的な鍼灸治療の実際

不安感、虚脱感、イライラ、不眠、気分の落ち込みなどといった精神状態に加え、
食欲不振、動悸、息切れ、胸苦しさ、からだのふらつき、頭痛・頭重など、
人によって多種多様な症状がみられます。
ノイローゼになりやすい体質もありますが、
多くの場合は心の悩みや精神的ストレスなどが原因で起こります。

原因となる心の悩みがはっきりしていれば、これを取り除くことです。
ツボ療法では心身の疲れをとり、体調を整えて
ノイローゼになりやすい体質の改善をはかります。

全身の緊張をほぐすためには、肩井、心兪、厥陰兪などの各ツボをよくもみ押します。
胸のだん中、鳩尾、腹部の中かん、大巨は力の加減に注意して指圧し、
続いて手の神門、足の各ツボをくり返しもみ押すと、気持ちが落ち着いてきます。

効果的な鍼灸ツボ治療
@肩井(首の後ろの根もとと肩先の中間のところ)
 → このツボをよくもみほぐすと全身の緊張がやわらぐ
  患者さんの肩をつかむようにして、親指でつよめに押してもみほぐす。
  全身の緊張をほぐす効果があるので、できるだけ念入りにおこなう。
  背中のツボとあわせて用いると、より効果的である。

A鳩尾(みぞおちの上方、胸骨の下端の少し下)
 → 患者の呼吸に合わせた指圧で気持ちを落ち着かせる、眠れないときにも効果的
 あお向けに寝た患者のみぞおちの上方を両手の親指で指圧する。
 患者の呼吸に合わせておこなうのがコツ。
 これにより、気持ちが落ち着いてくる。
 眠れないときは寝床で深呼吸しながら自分で軽く押したり、
 「の」の字を描くようになでたりするとよい。

B神門(手首の関節の、手のひら側の小指寄りの端)
 → ドキドキ、イライラする気分をしずめる効果がある。
 親指で強めの刺激を加える。不安感からドキドキ、イライラしたり、
 なんとなく落ち着かない気分になったりした場合に、それをしずめる効果がある。
 精神的負担がある場合の胸苦しさもやわらげてくれる。


出産後の情緒不安定(うつ状態)に効果的な鍼灸治療の実際

うつ状態は、気分が高揚して活動的にふるまうことのできる躁状態と、
一日中、気分がすぐれず虚脱感に襲われ無気力になるうつ状態が交互にあらわれます。
また、躁状態のときは朝早く目覚めたのに夜も興奮して寝つかれない、
うつ状態のときは朝起きられないうえに夜も寝つきが悪い、という不眠もみられます。
躁・うつ、どちらかひとつの状態だけがあらわれる場合もあり、
うつ状態だけがあらわれる場合が多いようです。

うつ状態のときは全身の活力が衰えているので、
ツボ療法では体力増強と活力の回復を目標にします。
頭の百会をはじめ、背中と胸、腹部、足の各ツボを指圧またはお灸で刺激します。
胸のだん中、腹部の中かん、背中の心兪、腰の腎兪など
重点的に刺激するツボをいくつか選び、数週間以上続けると効果があります。

@百会(両耳をまっすぐ上がった線と、眉間の中心から上がった線が交差する、頭のてっぺん) 
 → 頭の重苦しさをやわらげめいった気分をスッキリさせる効果がある。
 患者さんの頭をかかえ込み、まっすぐからだの芯に抜けるように両手の親指で指圧する。
 うつ状態によくみられる頭痛・頭重をやわらげ、めいっていた気分を
 すっきりさわやかにリフレッシュする効果がある。

A心兪(肩甲骨の内側で、背骨(第5胸椎)をはさんだ両側のあたりにある)
 → 心身の緊張をほぐす効果がある。ほかの背中の各ツボも順に指圧する
 うつぶせに寝た患者の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。
 これは、心身の緊張をほぐす効果がある。背中のほかの各ツボも同様にして、
 上から順にリズミカルに指圧するとよい。

B壇中(左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中のところ)
 → 呼吸器と循環器の機能を整え、胸苦しい気分をやわらげる効果がある。
 あお向けに寝た患者の胸の上に指先をそろえて両手を重ね、静かに指圧する。
 これは呼吸器と循環器の機能を整え、精神的な症状から起こる胸苦しさをやわらげてくれる。


出産後の情緒不安定からくる体の不調に効果的な鍼灸治療の実際

出産後の情緒不安定、心の不安、精神疲労、ストレスなどが原因となってからだの不調が現れるというわけです。
腹痛、食欲不振、下痢、便秘、頭痛・頭重、息苦しさ、動悸、脱毛など、
鍼灸ツボ療法では各症状を和らげるとともに心身を丈夫にするように努めます。
循環器系の症状の緩和には背中の心兪、胸のだん中、みぞおちの巨闕、
頭の百会、手の神門を中心にした治療を行い、
呼吸器系の症状には背中の肺愈、胸の上方の中府、手の孔最を中心にした治療をおこないます。
また、食欲不振や下痢、便秘がある場合は、背中の脾兪、胃兪、腹部の中かん、
足の三里などの各ツボを中心に治療します。

@肺愈(肩甲骨の内側で、背骨(第3胸椎)をはさんだ両側にあります)
 → 呼吸器系の症状をやわらげ、息切れ・胸苦しさに効果的です。
 治療者はうつぶせに寝た患者の背中に両手の」ひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。
 これは、心身の緊張をほぐし、呼吸器系の機能を整える。
 心身症のうち、息切れや呼吸困難・胸苦しさがある場合に用いると効果的です。

A心兪(肩甲骨の内側で、背骨(第5胸椎)をはさんだ両側にあります)
 → 循環器系の症状によく効き、動悸と胸の痛みをしずめる効果があります。
 うつぶせに寝た患者さんの背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。
 循環器系の機能を整えるのに有効なツボで、心身症のうちでは、
 動悸や胸が締めつけられるような場合に用いるとよいです。

B中間(腹部の中心線上で、みぞおちとおへその中間にあります)
 → 消化機能を整えて食欲不振に効果があります。消化機能を整えるのに大切なツボです。
 あお向けに寝た患者さんの腹部に指先をそろえて両手を重ねる。
 患者が息を吐くのに合わせて軽く押さえる。続けて腹部マッサージへとなめらかに移る。
 心身症のうちでは、食欲不振や胃腸の症状がある場合に用いるとよいです。


イライラやヒステリーに効果的な鍼灸治療の実際

イライラすると、気分が落ち着かず、そわそわして、ときにはからだを小刻みに動かしたり、
動悸、冷や汗などをともないます。不満や感情の抑圧があるときにみられますが、
あまりひんぱんに起こるようなら、体の不調を招いてしまいます。
ヒステリーは、感情の抑圧が強く、不満が内向し、それに自分自身が耐えきれなくなったときに、
からだの痛み、けいれん、まひなど、さまざまな心身の症状となってあらわれます。
首、肩、背中の各ツボを指圧し、全体をよくマッサージして緊張をほぐします。
とくに厥陰兪、心兪などは心身の症状に効果があるので丹念にもみ押しましょう。
胸の壇中と腹部の各ツボも体調を整えるために指圧とマッサージを併用します。
精神安定と活力増進には手の神門、頭の百会、足の各ツボをもむと効果的です。

@神門(手首の関節の、手のひら側の小指寄りの端にあります) 
 → イライラや気分の動揺をしずめ 胸苦しさをやわらげる効果があります。
親指で強めの刺激を加える。不安感からドキドキ、イライラしたり、
なんとなく落ち着かない気分になったりした場合に、それをしずめる効果がある。
精神的負担がある場合の胸苦しさもやわらげます。

A壇中(左右の乳首を結んだ線のちょうど真ん中のところにあります)
 → 呼吸器と循環器の機能を整え、気分の高揚からくる胸苦しさと呼吸困難に効果的です。
あお向けに寝た患者さんの胸の上に指先をそろえて両手を重ね、静かに指圧する。
これは呼吸器と循環器の機能を整え、精神的な症状から起こる胸苦しさをやわらげます。

B厥陰兪(肩甲骨の内側で、背骨(第4胸椎)をはさんだ両側にあります)
 → 精心的苦痛や息苦しさをやわらげる効果があります。
うつぶせに寝た患者さんの背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。
精神的苦痛や息苦しさをやわらげる効果があり、
このツボも含め背中の各ツボの指圧は、全身をリラックスさせるのによいです。


       


母乳が出にくい人に、効果的な鍼灸治療の実際
(母乳がよく出るようになるツボ療法)

出産後2〜3日たつと母乳の分泌が始まります。
しかし、充分に母乳が分泌されていても、入管などが何らかの原因でつまっていたりすると、
母乳が出にくくなります。この場合は乳房にしこりがあって痛みを感じますが、
乳腺に炎症を起こすこともあるので注意が必要です。
また、ホルモンの分泌がうまくいかなかったり、疲れや心の悩み、不安定な栄養状態などが原因となり、
母乳の分泌そのものが少なくなって、母乳が出にくくなるということもあります。
乳房全体を蒸しタオルなどでよく温め、胸の天谿、乳根、乳中、膺窓、神封などのツボを中心にマッサージをおこないます。
ただし、乳房に熱があって激しく痛んだり、乳腺に炎症が起きている場合には、必ず専門医の治療を受けましょう。
無理なマッサージは厳禁です。また、乳房に異常があると、前にかがみがちになって首や背中がこりやすくなるので、
肩甲骨のまわりの各ツボも指圧すると効果的です。

@乳根(乳房のつけ根の中央あたり、第5肋骨と第6肋骨の間にあります)
乳房のはれと痛みをやわらげ母乳の出をよくする効果があります。
人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、乳房の下のつけ根に沿ってさすったりする。
乳房の張り・痛みをやわらげ、母乳の出をよくする効果があります。

A乳中(乳頭の中央です)
母乳の出が悪いときは指先でここに刺激を加える
母乳の出が悪いときに指先で刺激すると効果がある。
中指の先を左右に揺らして乳頭をふるわせたり、
親指と人差し指で刺激してよい。効果的です。

B膺窓(乳房の上のつけ根の中央あたり、第3肋骨と第4肋骨の間にあります)
胸の痛みと乳房の痛みにとてもよく効く特効ツボです。
胸の痛みや乳房の痛み、母乳の出が悪いときに用いてよい。効果大です。
人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、乳房の上のつけ根に沿ってさすったりするとより効果的です。

C天谿(第4肋骨と第5肋骨の間で、乳房のつけ根の脇の下側、乳首の真横にあります)
乳房の腫れが起きたとき、ここを中心に治療するとよい。効果大です。
乳房の腫れにとてもよく効く特効ツボ。
人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、
乳房の脇に沿ってさするとよい。

母乳の出をよくするマッサージ療法の実際

母乳の出をよくするマッサージをおこなうときは、
まず温めたタオルで乳房全体をおおうなどして10〜15分ほど温湿布します。
温湿布がすんだら患者さんをあお向けに寝かせ、
乳房のまわりの各ツボをポイントにしてマッサージをおこないます。
大まかには、乳房の上と下にそれぞれ半円を描くようにして、
手のひらでやさしくさするようにマッサージして、
次に乳房の裾から乳頭に向かって、やさしくなでながら、もむようにします。
それから乳頭を刺激し、背中のマッサージも加えます。
所要時間は、温湿布の時間も含めて20〜30分くらいが適当です。

@乳房のふくらみの裾の部分を手のひらでマッサージ。
左右の手でそれぞれ数回、半円を描くようにおこなう。
それがすんだら乳頭の方向へ向かって、
乳房のふくらみを集めるようにしながら、なでさするようにする。

A乳頭の方向へ向かって、乳房のふくらみを集めるようにしてなでるときは、
同時にわきの下や乳房の外側なども、ていねいにやさしくなでる。
それがすんだら次は両手で軽く乳房のふくらみをやさしくもむ。

B親指と人差し指で乳頭をつまんでもみ、
引っぱったり振動させたりして刺激を加える。
乳頭がすんだら乳房全体を振動させる。

C乳房の治療がすんだら、
患者さんのからだを横向きにして背中を軽くさすってマッサージを終える。
この@〜Cを、片方の乳房のマッサージ1回分の基本手順とし、
これを両方の乳房にバランスよくおこなう。

   

乳泉(にゅうせん)

  

商品名: 乳泉(にゅうせん)

適応症: 催乳剤=母乳を出す漢方薬という意味です。

使用目標: 産後、乳が出ない
母乳で育てたい方は、本方をお試しください

大山漢方堂薬局 販売価格
30日分(90包入り) \7350(税込み)
60日分(180包入り) \14700(税込み、送料、手数料込み)


漢方薬、漢方健康相談のお問い合わせは、
漢方を現代病に活かす! 大山漢方堂薬局へ 0283-22-1574(イゴ・不安・ナシ)


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「大山漢方堂 漢方医学と漢方健康相談」

      大山漢方堂薬局の得意とする病気、大山漢方堂薬局に漢方相談のあるご病気一覧、

  大山漢方堂薬局 漢方健康相談窓口、医学博士大山博行先生、医学博士小松靖弘先生のご紹介


" THE KAMPO " 漢方
 漢方薬, How the Japanese Updated Traditional Herbal Medicine


<漢方薬のご服用をお考えの皆様へのお願い!>

*漢方薬のご服用に関しましては、
「使用上の注意」をよく読み、「用法・用量」をよく守り、適切にご服用ください。

また、今回、始めて、漢方薬のご服用を希望されるお客様は、
下記、問診表に必要事項を記入して送信するか、

漢方健康相談お申し込みフォーム

お電話にて、直接、大山漢方薬局に、ご相談ください。
症状・体質を詳しくお伺いした上で、適切な漢方薬をアドバイスさせて頂きます。

(大山漢方薬局 / 無料漢方相談電話 0283-22-1574 / 9:00〜19:00)

<注意>
大山漢方薬局、デジタル店舗で、お取り扱いの漢方薬は、すべて「一般用医薬品」です。

以上、よろしくお願い致します。

E-mail to Dr. Ohyama Kampo Pharmacy.


 



付録:「つわり・妊娠悪阻」と東洋医学(漢方薬、鍼灸)

つわりは、妊娠5〜6週頃から感じる吐き気
や食欲不振、頭痛、悪心などの症状を指します。
特に重症のつわりは、妊娠悪阻と呼ばれます。

つわりや妊娠悪阻はかなり個人差があり、ほとんど症状が現れない人もいます。
つわりがおこった場合も、通常は10週目頃までにピークとなり、それ以降は軽快・消失します。
つわりや妊娠悪阻の西洋医学的な原因ははっきりわかっていませんが、
東洋医学では、主に「水」や「血」のバランスの乱れによっておこると考えます。
つまり、「水」や「血」を、是正する治療をすればよいわけです。

大山漢方堂薬局、大山鍼灸院は、これで優れた治療効果を得ています。

吐き気も、東洋医学(漢方薬・鍼灸)で軽快します。

たとえば、

@「虚証〜中間証」で、胃の方から突き上げてくるような吐き気がある場合は、
金匱要略出典漢方、君薬として半夏、臣薬として茯苓、佐使薬として生姜を用い、
体質に合わせて加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
A「中間証」で、尿の出が悪く、頭痛や口渇があり、水を飲むとすぐ吐いてしまうような場合は、
傷寒論、金匱要略出典漢方、君薬として茯苓、臣薬として猪苓、佐薬として白朮、蒼朮、使薬として沢瀉、桂枝を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
B「虚証」の場合は、
胃腸虚弱で、口中に薄い唾液がたまりやすければ、
傷寒論、金匱要略出典漢方理中湯加減、君薬として人参、白参、紅参、臣薬として白朮、蒼朮、佐薬として甘草、
使薬として乾姜を用い、加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
同じく、「虚証」の場合で、汗をかきやすく、軽い吐き気があれば、
傷寒論出典漢方、君薬として桂枝、臣薬として人参、白参、紅参、佐薬として白朮、蒼朮、使薬として甘草、乾姜を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。

つわり・妊娠悪阻に効果的な漢方薬

@虚〜中間証で、
尿量減少・水を飲むとすぐ吐く・口渇・頭痛があれば、
傷寒論、金匱要略出典漢方、君薬として茯苓、臣薬として猪苓、佐薬として白朮、蒼朮、使薬として沢瀉、桂枝を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
また、和剤局方出典漢方、君薬として半夏、臣薬として陳皮、茯苓、佐薬として甘草、使薬として生姜を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
A虚〜中間証で、腹部から突き上げるような吐き気があれば、
金匱要略出典漢方、君薬として半夏、臣薬として茯苓、佐使薬として生姜を用い、
体質に合わせて加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
B虚証で、胃腸虚弱・口中に薄い唾液がたまりやすい場合は、
傷寒論、金匱要略出典漢方理中湯加減、君薬として人参、白参、紅参、臣薬として白朮、蒼朮、佐薬として甘草、
使薬として乾姜を用い、加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
C虚証で、多汗・軽い吐き気・頭痛があれば、
傷寒論出典漢方、君薬として桂枝、臣薬として人参、白参、紅参、佐薬として白朮、蒼朮、使薬として甘草、乾姜を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
D虚証で、激しい嘔吐・みぞおちの抵抗感と圧痛があれば、
傷寒論、金匱要略出典漢方、君薬として黄連、臣薬として黄今、佐薬として半夏、乾姜、使薬として人参、甘草、大棗を用い、
加味加減して調合した漢方薬が効果的です。
同じく、乾姜、人参、半夏の3つの生薬を、適量合わせて、丸剤とした漢方薬も効果的です。

漢方専門 大山漢方堂薬局では、あなたの体力、症状にあわせて、最も適切な漢方薬を調合いたします。
どうぞ、お気軽にご相談ください。


つわりに効果的な鍼灸治療の実際

妊娠2〜4ヶ月目ごろ、妊娠にともなう生理的な反応として起こる症状です。
気分がすぐれず、吐き気、嘔吐、食欲不振などを訴えるケースが最も多いようですが、
人によっては食べ物の好みが変化したと感じたり、
それがつわりだとはまったく感じないほど軽いこともあります。
健康的に妊娠が持続できるよう、全身の機能の調整をはかることを目的として治療を行います。
背中の肝兪、胃兪、脾兪の指圧は、胃腸の機能を整えるので、嘔吐や食欲不振に効果があります。
のどの気舎、天鼎、首の後ろの天柱などを指圧すると、こみあげる吐き気もしずまります。
腹部の中完とその周辺の各ツボも胃腸の機能を整えます。
強い刺激を避け、やさしく指圧するとよいです。
足のツボも全身の調整をはかるので、よくもみ、指圧します。

@天柱(首の後ろの髪の生えぎわにある、2本の太い筋肉の外側のくぼみにあります)
このツボは、妊娠初期によくみられるだるさと気分の不快感をとる効果があります。
患者さんの頭を後ろから両手で包み込むようにし、親指でこねるようにツボをもみ押す。
よくもみほぐすと、妊娠初期特有のだるさと期分の不快感がやわらぎます。
こみあげてくる吐き気には、首の天鼎、のどの気舎のツボ療法、指圧をするとよい。

A胃兪(背中の中央からやや下で、背骨(第12胸椎)をはさんだ両側にあります。)
このツボは、背中の緊張をほぐし胃の痛みと重苦しさをやわらげる効果があります。
うつぶせに寝た患者さんの背中に両手のひらをつき、左右のツボを親指で同時にやや力をこめて押す。
これによって背中の緊張がほぐれ、胃の機能が整えられるので、食欲不振が回復に向かいます。

B中完(腹部の中心線上で、みぞおちとおへその中間にあります)
このツボは、軽いマッサージと併用して健康な食欲を取り戻す効果があります。
消化機能を整えるのに大切なツボです。
あお向けに寝た患者さんの腹部に指先をそろえて両手を重ねる。
患者が息を吐くのに合わせて軽く押さえる。
続けて腹部マッサージへとなめらかに移る。
消化機能を整え、健康な食欲を呼び戻すのに効果的です。

続く、