岡山大学 医学博士 大山博行
中国中医学研究院「西苑医院」招待講演
内容要旨(論文)



岡山大学 医学博士 大山博行
中国中医学研究院「西苑医院」招待講演
内容要旨(論文)
中日東洋医学(漢方薬・鍼灸・気功)シンポジウム



Depertment of Neurochemistry, Institute for Neurobiology,
Okayama University Medical School
( Director : Professor Akitane Mori )
March 28, 1995




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資料提供
大山宗伯東洋医学記念館


特集:眠り、心を守る漢方薬

特集:睡眠、心を守る漢方薬
@養心安神・和中緩急=甘麦大棗湯(金匱要略)
A養血安神・清熱除煩=酸棗仁湯(金匱要略)
B滋陰養血・補心安神=安神補心丸(世医得効方)
C安神・通陽・補気血・調和営衛=桂枝加竜骨牡蠣湯(金匱要略)
D気血双補・補脾・養心安神=帰脾湯(済生方)
E清熱安神・補気健脾・化痰止嘔=柴胡加竜骨牡蠣湯(傷寒論)



特集:睡眠、心を守る漢方薬(詳細解説)

@養心安神・和中緩急=甘麦大棗湯(金匱要略)
臓躁に対する処方:
臓躁:ヒステリー様症候で心血虚と脾虚の軽いもの。不安感・悲壮感・驚きやすい・不眠
(寝つきが悪い、眠りが浅い)などの心血虚の証候に食欲不振などの脾虚症候を伴ったもの。
舌質は淡白、脈は細。

A養血安神・清熱除煩=酸棗仁湯(金匱要略)
熱証を伴う不眠に対する代表処方:
不眠(寝つきが悪い、眠りが浅い)・多夢・動悸・健忘・頭のふらつきなどの心血虚の証候に、
イライラ・焦燥感・口の乾き・のぼせ・ほてりなどの心肝火旺の証候を伴ったもの。
舌質は紅、脈は弦細数。

B滋陰養血・補心安神=安神補心丸(世医得効方)
心腎陰虚に対する代表処方です。不眠・不安への基礎対応に。
心腎陰虚:不眠(寝つきが悪い、眠りが浅い)・多夢・動悸・健忘・焦燥感・口渇などの心陰虚の証候に、
手のひら足裏のほてり、膝腰がだるく無力・盗汗(寝汗)などの腎陰虚の証候を伴ったもの。
舌質暗紅で乾燥、舌苔少、脈細数。
(※柏子養心丸は、安神補心丸の略方、不眠の軽い者に)

C安神・通陽・補気血・調和営衛=桂枝加竜骨牡蠣湯(金匱要略)
桂枝湯に竜骨・牡蠣を加味。男性の夢精・女性の夢交に。
気血不足の虚陽浮越:不安感・不眠・動悸・多夢・夢精などの虚陽浮越の証候に、
元気がない・食欲不振などの気血不足の証候を伴ったもの。
舌質淡白、舌苔白薄、脈軟。

D気血双補・補脾・養心安神=帰脾湯(済生方)
心脾両虚で、肝火旺の証候を伴ったものに用いる。
心脾両虚:疲れやすい・元気がないなどの脾気虚の証候に、不眠、不安感などの心血虚の証候を伴ったもの。
肝火旺:強いイライラ・易怒・不眠・激しい頭痛・顔面紅潮・目の充血・突発性難聴・口苦・胸脇苦満・
尿黄・便秘・月経周期の短縮・月経過多、舌質紅・舌苔黄で乾燥、脈弦数あるいは浮で有力。

E清熱安神・補気健脾・化痰止嘔=柴胡加竜骨牡蠣湯(傷寒論)
鎮静を主目的とした処方:
小柴胡湯から甘草を取り除き、「安神薬の竜骨・牡蛎・茯苓」「清熱瀉火の大黄」「通陽の桂枝」を加えたもの。
心肝火旺・脾気虚・痰湿:イライラ・不眠・多夢・驚きやすい・胸脇苦満などの肝火旺の証候に、
疲れやすい・食欲不振などの脾気虚の証候に、悪心・腹部膨満感などの痰湿の証候を伴ったもの。
舌質は紅、舌苔は黄やや膩、脈は弦数。
傷寒による少陽病(半表半裏証)の証候で、動悸が強い・驚きやすいに加え、
強い熱感症状(便秘)を示す心肝心旺の状態にも用いる。

以上、

生薬、薬性 = 安神薬(養心安神薬)



生薬、薬性 = 安神薬(養心安神薬)



生薬、薬性 = 平肝息風薬



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