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サン自然薬研究所 所長
「ペットの健康と食を考える会」 アニマル漢方倶楽部 会長
「獣医東洋医学会」 副会長
医学博士 小松靖弘 プロフィール
President & Cairman
Dr. YASUHIRO KOMATSU (Ph.D.,D.V.M.)
 順天堂大学 医学博士

1941年、東京都生まれ。医学博士。
1964年、東京農工大学農学部卒業。1977〜1978年 Department of Cell Biology, Auckland University New Zealand 留学。
J.Marbrook 教授 のもとで細胞免疫学を学ぶ。1979年〜1985年 順天堂大学医学部 組織培養研究室にて、抗ウィルス剤、インターフェロン誘導剤に関する研究に取り組む。
1984年、順天堂大学医学部にて、インフルエンザウイルス感染細胞特異的細胞障害リンパ球の誘導に関する研究にて、医学博士の学位を授与。
1993年より、東京女子医科大学東洋医学研究所、筑波大学医学系東洋医学、大分医科大学薬理学教室、金沢医科大学血清学教室にて非常勤講師を歴任。
東京農工大学を卒業後、大手製薬企業、大手食品企業の研究開発部門にて新薬開発研究に従事。
1984年より、日本最大の漢方薬企業、(株)ツムラにて漢方薬の薬効薬理研究に注力。 2002年から(有)サン自然薬研究所代表取締役所長。
専門分野は免疫薬理学、アレルギ−学であるが、広く漢方薬、生薬の薬効薬理研究を手がけ、本分野の研究では指導的役割を果たいしている研究者の一人として知られている。
「和漢医薬学会」 評議員。
「獣医東洋医学研究会」 副会長。
サン自然薬研究所 代替医療研究会 「健康と食を考える会」 会長


健康関連図書 監修のことば、 医学博士 小松靖弘

 今日ほど多くの人たちが健康に関心を抱いている時代はなかったように思われます。近代医学の発達で先進国と言われる国々の衛生環境は極めて清潔な状態になり、
そして、より優れた医療技術が次々と開発され、多くの疾患が克服され平均寿命も更に更新されてきていると考えられます。
しかし、残念ながら一見克服されたかのように見えた細菌感染症は未だ完全に撲滅するには至っておらず、抗生物質耐性菌の出現を許し、
最近では話題から拭い去られていたはずの結核の集団発生のニュースを聞くことも度々です。
皆さんにはお解りいただけていることと思いますが、先進諸国の疾病構造は昔と比べて見ても大きく異なり、微生物感染症は確かに減少しました。
しかし、腫瘍(がん)や生活習慣病といわれる糖尿病、高脂血症、動脈硬化症あるいは慢性疾患である慢性リウマチ性関節炎、慢性腎炎などの治療には難渋しているのも事実かと思います。
今後もこれら疾患に対する医薬品の開発は遺伝子情報を基にした新しい化合物の探索へと進んで行くことになると思われます。
今日使用されている、いわゆる新薬と呼ばれる何万という医薬品はかなり少ない服用量で副作用を抑える効果を発揮するようになっています。
しかし、病気を完全に治すことはできていないのです。エイズなどの新しい病気の出現もあり、また従来の病気も自然環境、社会環境の変化によってその様相も変わっていることも予想されます。
このような状況になってくると自分たちの健康は自分たちの責任で守って行かなければならないことになります。
薬食同源と言う言葉があります。食事と薬とは基(源)は同じであると言うように理解されていると思いますが、そうだとすると医食同源の方が言葉とすればしっくりいくような気がしますが、
医食同源と言う言葉は病気の起こる根元はきちんとした食事を摂っていないことによるものであると言う意味であると考えられます。
生活習慣病はまさにこれであり、動物脂肪の多い食事を摂り続けたとすれば高コレステロール血症となり、動脈硬化症に繋がっていくことになります。
このような時、即ち動物脂肪を多く摂る場合には野菜、食物繊維の多い食べ物を一緒に摂り脂肪の吸収を抑制することが重要であるし、
また摂取した脂肪分が燃焼できるような補助食品の摂取も重要なこととなると思います。
ところで日本人の死因のトップであるガンに対しては、現在さまざまな治療法が試みられていますが、残念ながらその治癒率を100%にすることはできていないのです。
ガンの放射線治療あるいは抗ガン剤治療はガン細胞ばかりでなく正常な細胞までも殺してしまい、
それらの副作用で体の調子を崩してしまう結果となり、多くのガン患者さん、御家族の方々を悩ましていることと思います。
このようなことから、最近になって再びガンの免疫療法が注目されてきています。
私たち人間に本来備わっている自ら病気を治す力、即ち免疫力を高めてガン細胞を撲滅したり、ガンに罹らないようにするにはどうしたらよいかなどについて研究が盛んに行われています。
免疫とは、少し難しく医学的に言うと「生体が自己と非自己とを区別して認識し、非自己を排除するシステム」となり、ガン細胞を非自己として認識して、殺して、排除してしまうのです。
この方法は手術による苦痛もなく、抗ガン剤の副作用の心配もなく、高い期待が寄せられています。
さて、キノコは私たちの健康維持に有効な食品として古来より利用されてきています。
今日世界中で食用とされているキノコの選別にはきっと多くの悲劇が繰り返された結果であろうことは容易に想像されます。
今日のような医学が発達しておらず、お医者さんもいなかった時代、人々はイヌあるいはネコなど他の動物と同様に体の調子が悪くなった時などには、
自分自身で健康回復に必要な物を自然界から採り入れて、「薬」として用いていたに違いないのです。
そして、キノコは体にきっと良い物であることを知り得たのです。
現在、日本ではキノコから造られた医薬品が幾つか市販されています。
中国ではブクリョウやチョレイなどのキノコが生薬として使われています。
ところで読者の皆さんは最近、雑誌、新聞などに紹介され、大ブームになっているガンに効く食品として「アガリクス」の名前を聞かれたことがあると思います。
このブラジル原産のキノコには以前よりガンに効くと考えられているβ‐グルカンと呼ばれる多糖体がたくさん含まれていることが明らかにされています。
このβ‐グルカンはシイタケ、エノキタケ、シメジなど馴染みの深いキノコにも含まれているもので、
その薬効についても研究され、免疫賦活作用、ガン細胞の増殖や転移を抑制する効果のあることが確かめられています。
ガンに効くということで急激に有名になってしまったのがアガリクスです。
日本中に色々な形でアガリクスが氾濫し、どこの物がどのように良いのか見極めるのも大変です。
特に、有効成分と考えられているβ‐グルカンは体に吸収されやすい形になっていることが大切なのです。
また、キノコとは別に、健康食品として知られる発酵食品が人類の知識によって誕生したことは良く知られている事実と思います。
チーズやヨーグルト、パン、ワイン、お酒、味噌、醤油等々枚挙に暇ありません。
乳酸菌製剤も世界中で色々と工夫されて、食品として市販され、人々の健康維持に大きく貢献しています。
発酵は生体に吸収されにくい高分子化合物を吸収されやすい化合物に変えることのできる大変有利な方法なのです。
 私は、この古い二つのアイディアを巧みに融合させた、正に「温故知新」の考えから生まれた画期的な健康食品を推薦しています。
この新しい健康食品はキノコの持っている健康に有用な物質を乳酸菌類の豊富なケフィアで発酵させ、それらがより有効に利用されやすい形に変換させた上、
さらに色々な効果を持つケフィアも一緒に口にすることができると言う一石二鳥の食品です。
免疫機能を正常に保ち、病気に強い体を造り、21世紀の健康な長寿社会に貢献できる素晴らしい健康食品と考えられます。

以下略



  

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