不妊症 「不妊症かも?と思ったらどうする? → お互い、パートナー同士の健康状態をチェックする」



特集:「卵子の老化」と「精子の老化」について

女性にしろ、男性にしろ、年齢を重ねるごとに妊娠しづらくなる=一般的な常識である。

「精子の老化」を考える

①精子が老化すると、妊娠させる能力が衰える=精子は精巣で作られるが、精巣の力は加齢とともに衰える。

精巣の働き= ①男性を男らしくする、男性ホルモンを分泌する。②子孫を残すために、精子を作る。
それぞれの働きは加齢とともに衰えていく。
男性ホルモンの分泌が少なくなれば、男性の更年期障害がおきる。
精子を作る力が衰えてくれば、男性不妊につながる。

精液検査=精液と年齢の関係を考える=2015年の厚生労働省の報告

全出産に対して、35歳以上の分娩は、28.0%、40歳以上の分娩は、5.3%である。
(1980年の時点では、35歳以上の分娩が10%ほどであった=出産年齢は、どんどん高齢化してきている=これは日本だけの問題ではなく、先進国全ての問題。

出産年齢の高齢化が進んだことで、卵子の老化についての研究成果はよく話題にのぼる。
しかし、男性は、高齢になっても射精することができるため、あまり精子の老化については、話題にならない。
しかし、男性も、年齢が上昇すると、個人差はあるものの、①精液の量、②精子濃度、③総運動精子数、④正常形態精子数、が減少していく。
(精子濃度、精子運動率は、変化しないとの報告もあるが、全体の精液の量は、やはり個人差はあるが減少する=1回の射精で出てくる精子数は加齢とともに減っていく)
射精した精液の中に、元気に動いている精子が、どのくらいあるかで、相手を妊娠させる力がわかる。
一般的に、30〜40歳代を境にして、精液検査のデータは低下してくる。
精子が老化して劣化すると、やはり、個人差はあるが、精液の量、精子数、精子の運動率は低下する。
そうなると、性行為を行ったとしても、当然、精子が卵子まで到達できなくなり、自然妊娠の可能性が低下する。

解決策は、精子の運動能力に関係なく受精させる顕微授精(細い針を用いて、卵子に精子を注入して受精させる体外授精の方法)
を用いる。 ただ、これも精子自体の質が悪い(精子に受精する能力があるか、赤ちゃんを作る能力があるか)と、受精する可能性は低下する。



精子が老化するメカニズムを考える

①精子の老化の指標=精子の染色体を構成するDNAの損傷=フラグメンテーション
精子のDNA損傷は、加齢や不妊に密接に関係している。
精子のDNA損傷の原因は、老化のストレスである「酸化ストレス」が関係している。
不妊症の患者さんの精子は、酸化ストレスが多く、高度にDNA損傷が起こっている。

②前立腺炎によって、精液に白血球(炎症の細胞)が混じりこむと精子がダメージを受けるため不妊症の原因となる。

③陰嚢に血管のコブができる精索静脈瘤=精巣の温度が上がるために精子が作られづらくなる
最近の研究では、静脈瘤が原因となって、酸化ストレスが多くなり、精巣にダメージを与え。精子を造る機能が低下する。

つまり、強い抗酸化作用をもつ漢方薬(ラジカル消去作用=私の著書、脳を守る漢方薬で紹介)を、継続服用して、
酸化ストレスを最小限にとどめれは、精子の状態が改善する可能性がある。

精子が老化すると受精する能力も低下する。

2014年の研究発表で、男性の精子は35歳を境に受精能力が低下する傾向があると報告された。
(不妊治療で来院した男性患者の精子をマウスの卵子に注入し、卵子が活性化するかどうかを確かめるという研究方法で、「卵子を活性化させる能力の低下」が顕著に現れた)
しかし、すでに、子供がいる、20~40代の健常な男性の精子を調査したところ、年齢に関係なく卵子を活性化させる能力がある(低下は見られない)
したがって、精子の老化には、個人差が極めて大きいと考えられる。

精子が老化すると流産する可能性が増える

自然流産の頻度は、全妊娠の8~15%、35歳以上の妊婦さんでは、その確率が著しくあがる。
また、男性の年齢が上がると自然流産の確率も上がる。
①45歳以上の男性では、25歳未満の男性と比較して、自然流産の確率が約2倍になる、
②自然流産に与える影響は、男性の40歳以上は女性の30歳以上に相当する。
③父親の年齢が高いほどDNA配列の変異が起きやすく、子供の自閉症や統合失調症が増える。



精子の老化も不妊と無関係ではない


子供を授かりたいと願いながら妊娠できないカップルは、世界的に見ても6カップルに1組はいる。
昨年の調査では約20人に1人の子供は体外授精で生まれた。

不妊の原因は主に女性にあると考えられがちですが、40~50%は男性側に原因がある。
個人差はあるが、精子も加齢により老化、劣化する。

夫婦ともに35歳を過ぎていて、数ヶ月ほど妊活をしても妊娠できないときは、
まず第一に、東洋医学、調合漢方薬を服用、タイミングに合わせた、鍼灸、指圧、経絡ツボ療法、子宝マッサージを行う、
それでも、妊娠しない場合は、夫婦揃って不妊検査をする。
検査をして原因がわかれば、それを治療することで自然妊娠できる。
自然妊娠が難しい場合は、人工授精や体外受精などを選択する。

精子を老化させない生活習慣=
精子を老化させないために私たちができること

1) 禁煙=タバコは酸化ストレスの原因=喫煙は女性、男性とも妊娠率を低下させ流産率を上昇させる。
2) 禁欲しすぎない=禁欲期間が長すぎると、精子が酸化ストレスを受けるために運動率が低下する。
3) 睾丸(タマタマ)を温めない=下着はブリーフより、トランクス=長風呂や高温サウナ、膝上でのパソコン作業を避ける。
4) 育毛剤に注意=プロペシアは男性ホルモンに働き、精液の状態を悪化させる可能性がある。
5) 肥満に注意=女性のみならず男性も肥満は妊娠率を下げる。
6) 食生活に注意=肉魚野菜を多く摂取、炭水化物過多を避け、バランスの良い食生活をする。
7) しっかり睡眠をとる=睡眠不足は酸化ストレスの原因となる。
8) 飲酒は適度=過量のアルコールは精液の状態を悪化させる
9) 長時間の自転車運転に注意=サドルの圧迫で精液の状態が悪化=EDになることがある。
10)精神的ストレスの軽減=心のストレスで精液の状態が悪化する可能性がある。



健康な夫婦が、子どもがほしくて性生活をしているのに、2年以上すぎても妊娠しないという場合は、
何らかの不妊の原因があるとみて、専門家に相談するとよい。

「不妊の原因と治療法の知識」
不妊症の原因は、本当にさまざま。いくつもの原因が重なりあっている場合も多く、気長に、夫婦そろって不妊対策を試みる必要がある。
①女性に多い不妊の原因
女性側の不妊原因=卵管の癒着、卵管の狭窄=女性不妊の約30%はこれ。
女性の内性器(子宮、卵巣、膣)の異常、黄体機能不全などもある。
②男性に多い不妊の原因
男性側の不妊原因=男性側に原因がある場合は、全部の不妊症の約40%になる。
無精子症、精子減少症、精子形成障害、精子路障害などがある。

「不妊症の検査」
病院へ行くと、どんな検査をするのか不安になるが、不妊症は原因が複雑な場合が多いので、信頼できる病院で、要領よく、系統だててしてもらう。
まず、問診や一般診察で、健康状態、生活状況、性生活などをみてから、検査を行う。
女性側の検査
①基礎体温の測定=排卵の有無、排卵日、卵巣の働きを知る。
②卵管疎通検査=月経終了後、2~3日目から、排卵日の間に、子宮口から造影剤を入れて子宮腔や卵管腔の内部を調べる。
③子宮内膜組織検査=排卵後の7日目頃に、受精卵が着床する子宮内膜に異常がないか、組織をとって調べる。
④性交後検査(ヒューナーテスト)=もっとも受精しやすい排卵日前後に性生活(膣内射精)をして、3~4時間後に精子が子宮頸管を上昇していくかどうか調べる。
⑤射精後、女性の膣、子宮腔内から内溶液を採取してガラス板にのせ、顕微鏡で精子の運動性や精子量をみる。
男性側の検査
①精液検査=精液の精子数、運動能力、PH、粘度、精子の奇形混在の有無などを調べる(3~4日禁欲後、マスターベーションで検査容器に精液を出す)
②睾丸組織検査=睾丸穿刺を行い、組織を調べる(精液検査で無精子症や精子減少症(精子が少ない)などの場合に造精機能をみる)
③染色体検査=無精子症の場合、性染色体などを検査して、半陰陽かどうか調べる。



注意)
子供がほしいのにできないときの、女性の気持ちは切実です。
そんなとき、「どうしてつくらないの」、「早くつくったほうがいいよ」、などといった無神経な言葉に、つい落ち込んでしまうかもしれませんが、
そんな時は、人は人と割りきって、あまり悩まずに、明るく毎日を過ごすことが大切です。
家族、友人、知人、同僚の人も、口出しせずに、見守る姿勢が必要です。

女性不妊の原因

卵管障害(卵管閉塞 腫瘤癒着 子宮内膜症)
子宮障害(子宮の奇形 子宮筋腫 結核性内膜炎)
排卵障害
卵巣障害
女性ホルモン分泌障害
精子侵入障害

男性不妊=不妊症のうち男性側に原因がある場合は約40%ある。
 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大(病院の不妊治療と併用可能、効果大)
主なものは①乏精子症、②無精子症、③精子無力症、④精巣静脈瘤、⑤勃起不全症(インポテンツ)、⑥心因的要素など。
①乏精子症は、精子の数が少ないもの、②無精子症は、精子がないもの、③精子無力症は、精子の運動能力が弱いもの、
④精巣静脈瘤は、陰嚢表面の静脈に瘤ができるもの、⑤勃起不全(インポテンツ)は、ペニスに元気がなく勃起しないため、柔らかく小さいままで、インサートできない状態、
⑤心因的要素は、セックスへの不安感や嫌悪感など、さまざまな精神的理由で、セックスができない状態。
 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大、カウンセリング可能(病院の不妊治療と併用可能、効果大)

男性のチェックは、精液検査を行う。 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大(病院の不妊治療と併用可能、効果大)
方法は、3~5日間禁欲して、マスターベーションで精子を放出採取し、顕微鏡で観察する。
正常な精液のWHOの基準は、
・精液量…2ミリリットル以上
・精子数…20000万/ミリリットル以上
・運動率…50%以上
・奇形率…50%未満
なお、病院で精液を採取するのに抵抗がある人は、自宅で採取して持参することも可能。
ただし、精液を採取後、2時間以内に検査ができることが条件。
男性は、なかなか不妊症の検査を受けたがらない現実があるが、
妊娠には、パートナーシップがとても重要。二人三脚で妊娠を実現する姿勢を持つこと。




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