特集:排卵の異常と漢方薬
排卵=妊娠に絶対かかせないのが「排卵」があるか、ないかです。
→ 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大(病院の不妊治療と併用可能、効果大)
排卵日は基礎体温でわかるが、より正確を期すためには、血中ホルモン検査、超音波成熟卵胞測定、尿中LH判定、頸管粘液検査などで、排卵日を予測する。
血中ホルモン検査は、排卵直前にエストロゲンと黄体かホルモンを測定する。(排卵日を予測)
超音波検査は、発育してきた卵胞をみて、その大きさから排卵日を測定する=卵胞が20ミリに達すると排卵直前と考えられる。
尿中ホルモン検査は、排卵直前に、尿の中の黄体ホルモンを測定する。(排卵日を予測)
頸管粘液検査は、おりものを調べる=排卵直前になると、ほとんどの女性はおりものの量が増えてくる。(精子がスムーズに子宮内に入れるようにするための変化)
おりものの構造も、ふだんのものと違い、精子が泳ぎやすい環境をつくる。そのため、顕微鏡検査でおりものの変化をみると、排卵前後かどうかの判定がつく。
排卵が起こるのは、通常、月経がはじまってから12~15日目であるから、その時に、排卵検査をする。
排卵には多くのホルモンが深く関わっているが、ホルモンが分泌される器官は、視床下部、下垂体、卵巣。
視床下部からは、Gn-RHと呼ばれる、黄体ホルモンと卵胞刺激ホルモンの分泌を促すホルモン、
TRHという甲状腺刺激ホルモン、乳汁分泌を促すホルモンが分泌される。
下垂体からは卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体ホルモン(LH)などが分泌される。
卵巣からはエストロゲン、プロゲステロンが分泌される。
これらのホルモン分泌が正しく行われることが排卵の条件になる。 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大
その条件が整っているか、どうかを調べる検査が、ホルモン負荷試験。
ホルモン負荷試験では、LH-RHの負荷をかけることで、LH・FSHの反応を測定し、視床下部、下垂体、卵巣のどの部分に異常があるかを調べる。
たとえば、多嚢胞性卵巣症候群が原因で排卵障害を起こしている場合は、LHの過剰反応が認められる。(FSHは正常)
卵巣自体に機能障害があると、FSH・LHともに過剰反応を示が、このテストは月経がはじまって2日目から5日目までに行う。
男性不妊=不妊症のうち男性側に原因がある場合は約40%ある。
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主なものは①乏精子症、②無精子症、③精子無力症、④精巣静脈瘤、⑤勃起不全症(インポテンツ)、⑥心因的要素など。
①乏精子症は、精子の数が少ないもの、②無精子症は、精子がないもの、③精子無力症は、精子の運動能力が弱いもの、
④精巣静脈瘤は、陰嚢表面の静脈に瘤ができるもの、⑤勃起不全(インポテンツ)は、ペニスに元気がなく勃起しないため、柔らかく小さいままで、インサートできない状態、
⑤心因的要素は、セックスへの不安感や嫌悪感など、さまざまな精神的理由で、セックスができない状態。
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男性のチェックは、精液検査を行う。 → 調合漢方薬服用可能、鍼灸治療併用で効果大(病院の不妊治療と併用可能、効果大)
方法は、3~5日間禁欲して、マスターベーションで精子を放出採取し、顕微鏡で観察する。
正常な精液のWHOの基準は、
・精液量…2ミリリットル以上
・精子数…20000万/ミリリットル以上
・運動率…50%以上
・奇形率…50%未満
なお、病院で精液を採取するのに抵抗がある人は、自宅で採取して持参することも可能。
ただし、精液を採取後、2時間以内に検査ができることが条件。
男性は、なかなか不妊症の検査を受けたがらない現実があるが、
妊娠には、パートナーシップがとても重要。二人三脚で妊娠を実現する姿勢を持つこと。
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