特集:かゆみ、皮膚病の漢方薬
アドピー性皮膚炎など、肌のかゆみに悩む方は多いもの。
患者数は年々増え続けています。
困った皮膚病、かゆみ、発赤などへの、漢方の対応を考えます。
特集:かゆみ、皮膚病の漢方薬
「とかしたい、してあげたい」 かゆみ・皮膚病の漢方薬
アドピー性皮膚炎など、肌のかゆみに悩む方は多いもの。
患者数は年々増え続けています。
困った皮膚病、かゆみ、発赤などへの、漢方の対応を考えます。
①かゆみ、発赤、発疹=「血虚血熱」
血熱:皮膚炎・かゆみ・灼熱感のある暗紅色の発疹・口内炎・のぼせ
血虚:皮膚につやがない・頭がふらつく・目がかすむ・手足のしびれやひきつり
②かゆみ、肌をかくと白い筋=「血虚生風」
皮膚は乾燥しつやがない・かゆみ(遊走性)・肌をかいた跡に白筋
(少量出血、かさぶた)・発赤や滲出物はない・粃糖疹
※老人性掻痒症と表されますが、若年層にも多いもの。
「痒みを防ぐ生活習慣」
肌トラブルは、血虚から起こります。血虚にならない生活習慣「夜更かしをしない」「目を酷使しない」「散歩をする」を守りながら、
皮膚病薬を服用してください。上述の皮膚病薬(温清飲・消風散・当帰飲子)には、血虚治療のための補血生薬が配合されています。
かゆみを抑えるため、「黄連解毒湯を単独で用いる」の話を耳にしますが、黄連解毒湯の薬効は清熱乾湿です。
清熱の働きでかゆみ、発赤に効きますが、乾湿の働きで血虚を悪化させ、かゆみに長期苦しむ状況を作ってしまいます。
漢方専門 大山漢方堂薬局 厳選漢方薬
かゆみ・皮膚発赤の基本薬、再発防止・根治に! 温清飲(松浦)
かゆみ治療の基本薬=本剤を、1日3包・食間(空腹時)に、温湯服用。 その際必ず、
かゆみ・発赤を抑えるための清熱剤(黄連解毒湯や消風散、便秘時は五物解毒湯)を併用する。
清熱剤の服用量はかゆみの強さにより、1~3包間で調節。(軽ければ1包、強ければ3包)。
温清飲(松浦)300包(100日分=30包が10袋入) マツウラ温清飲にはこの他、500g(83.3日分)の製剤があります。
〔効能・効果〕湿疹・皮膚炎、月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症
〔成分・分量〕3包中(大人1日量6.0g)、当帰・地黄が各20g、芍薬・川弓・黄今が各1.5g、山梔子1.0g、黄連・黄柏が各0.75g
※「かゆみ・発赤を抑える黄連解毒湯(地熱)」と「皮膚乾燥・皮膚病根本対応の四物湯(血虚)」を併せた薬が、温清飲です。
※皮膚病再発に悩む方は、かゆみ治癒後も温清飲を継続服用ください。(1~3包/日)。再発防止に働きます。
(女児は7歳・14歳、男児は8歳・16歳になる前年・前々年から、年単位での継続服用をします。
その後の人生で再発せず、根治する可能性があります。
かゆみ・皮膚発赤の治療薬
マツウラ消風散
肌トラブルの原因は「血虚」、温清飲(上述薬)には4種の血虚対応薬(当帰・川弓、芍薬・地黄)が含まれます。
血虚対応薬を半分残し、(当帰・地黄)、かゆみ抑えの生薬(清熱剤)を加えたのが、消風散です。
単独で用いますが、かゆみ・発赤が強い場合、清熱剤(黄連解毒湯・便秘時は五物解毒湯)を併用します。
48包(16日分) 希望小売価格 4,300円(税別) JAN:4987457 033927
※マツウラ消風散にはこの他300包(100日分)・500g(83.3日分)の製剤があります。
〔効能・効果〕湿疹・皮膚炎、じんましん、水虫、あせも
〔成分・分量〕3包中(大人1日量6.0g)、当帰・地黄・石膏が各1.5g、防風・蒼朮・木通・牛蒡子が各1.0g、
知母・胡麻が各0.75g、蝉退・苦参・荊芥・甘草が各0.5g
※利湿への配慮は少ないため、浸出液が多い・水泡状態なら越婢加朮湯を併用します。
皮膚に潤いが戻る、痒みを防ぐ
マツウラ当帰飲子
皮膚の乾燥度が強く、皮膚をかけば白い筋が残ります。
補血剤・四物湯(当帰・川きゅう・芍薬・地黄)に、かゆみ止め生薬(きょ風薬)を配合した漢方薬です。
48包(16日分) 希望小売価格4.600円(税別) JAN:4687457 046927
※マツウラ当帰飲子にはこの他、300包(100日分)・500g(83.3日分)の製剤があります。
〔効能・効果〕湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、かゆみ
〔成分・分量〕3包中(大人1日量6.0)、当帰が2.5g、地黄が2.0g、
川きゅう・芍薬・防風・疾痢子が各1.5g、何首烏・1.0g、荊芥・黄耆が各0.75g、甘草0.5g
※かゆみが引いても、しばらくは服用を続けます。(再発防止のため)。
【その他皮疹に持ちる漢方薬】
①十味敗毒湯:炎症や化膿傾向を持つ皮疹の初期に用います。
②五物解毒湯:可能性の皮膚浮疾患や掻痒性皮膚疾患の、
小発疹を繰り返すときに用います。(十薬・大黄を配合)。
③清上防風湯:身体上部の炎症、特に化膿性炎症に用います。
(ニキビにも)
注意:上記、漢方薬を、16日~32日間、ご服用しても、効果に満足できない場合は、
さらに効果的な、大山漢方堂薬局 調合漢方薬(オーダーメイド)を、お勧めします。
どうぞ、お気軽に、ご相談ください! TEL: 0283-22-1574(大山漢方で、イゴ・不安・ナシ)
注意:上記、漢方薬を、16日~32日間、ご服用しても、効果に満足できない場合は、
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清熱化湿・活血・升提
乙字湯(方函口訣)
当帰 甘・辛、温(補血、行血、潤腸、調訣)
柴胡 苦、微寒(解表、解熱、疏肝解鬱、升挙陽気)
升麻 甘、辛、微寒(発表透疹、清熱解毒、昇挙陽)
黄今 苦、寒(清熱燥湿、瀉火解毒、安胎)
大黄 苦、寒(瀉熱通腸、清熱瀉火、行お破積)
甘草 甘、平(補脾益気、清熱解毒、潤肺止咳)
脱肛・痔核脱出に用いる処方です。
脱肛や痔核の脱出で、疼痛・出血などを伴う時に。
また、外陰部のかゆみ・湿疹にも用いる。舌苔は黄賦、脈は弦滑。
清熱解毒・消散疔瘡
五味消毒飲(医宗金鑑)
金銀花 甘、寒(清熱解毒、涼血止痢、疏散風熱)
野菊花 苦,辛、微寒(清熱解毒・消腫)
蒲公英 苦・甘、寒(清熱解毒、消腫散結、利水通淋)
紫花地丁 甘・苦、寒・小毒(清熱解毒、消腫散結、利尿)
疔瘡腫毒に用いる処方です。
疔瘡腫毒:発赤・腫脹・熱感・疼痛、肌は隆起し患部が堅硬。
舌苔は紅、舌苔は黄、脈は数。
清熱解毒・消散疔瘡
三金湯
金銀花 甘、寒(清熱解毒・涼血止痢、疏散風熱)
野菊花 苦・辛、微寒(清熱解毒・消腫)
蒲公英 苦・甘、寒(清熱解毒・消腫散結、利水通淋)
五味消毒飲から、清熱解毒薬3種を抜粋した処方です。
発赤・腫痛など、熱性皮膚疾患に用います。
清熱解毒・活血
五物解毒湯(方輿げい)
川弓 辛、温(活血行気、去風止痛)
荊芥 辛、微温(去風解表、止血)
金銀花 甘、寒(清熱解毒、涼血止痢、疏散風熱)
十薬 辛、微寒(清湿熱、消溜腫)
大黄 苦、寒(瀉熱通腸、清熱瀉火、行お破積)
化膿性や掻痒性の皮膚疾患に用いる処方です。
小発疹を繰り返す場合に。
滋陰清熱
三物黄今湯(金匱要略)
地黄 苦、寒(清熱涼血、生津)
黄今 苦、寒(清熱燥湿、瀉火解毒、安胎)
苦参 苦、寒(清熱燥湿、疏風殺虫)
元来、「婦人草蓐(産褥)で、煩熱する者」に用いる処方ですが、
陰虚火旺に対する基本処方と考えて良いものです。
治婦人在草蓐、能発路得風、四肢苦煩熱、頭痛者、興小柴胡湯。
頭不通痛但煩者、此湯(三物黄ごん湯)主之。《金匱要略》
疏風・清熱化湿・養血潤燥
消風散(外科正宗)
荊芥 辛、微温(きょ風解表、止血)
防風 辛・甘、微温(きょ風解表、止血)
当帰 甘・辛、温(補血、行血、潤腸、腸経)
地黄 苦、寒(清熱涼血、生津)
苦参 苦、寒(清熱燥湿、きょ風殺虫)
蒼朮 苦・辛、温(燥湿健脾、きょ風湿)
蝉退 鹹・甘、寒(疏散風熱、利咽喉、定驚癇)
胡麻仁 甘、平(潤燥滑腸、滋養肝腎)
牛蒡子 辛・苦、寒(疏散風熱、去痰止咳、清熱解毒)
知母 苦、寒(清熱瀉火、滋腎潤燥)
石膏 辛・甘、大寒(清熱瀉火、解渇、除煩)
甘草 甘、平(補脾益気、清熱解毒、潤肺止咳)
木通 苦、寒(降火利水、通乳)
炎症性で、痒みを伴う皮疹に用いる代表処方です。
風湿熱の皮疹:強い痒み(夜間増悪)、局所の発赤と熱感滲湿液が多いまたは水泡形成、
身体の火照・熱感、口渇などが見られる。舌質は紅、舌苔は微黄。
発赤・熱感強い +黄連解毒湯・五物解毒湯等
水泡・浮腫・滲湿液多い +越婢加朮湯
乾燥傾向 +温清飲
去風・清熱解毒・活血化湿
治頭瘡一方(香川修庵)
連翹 苦、微寒(清熱解毒)
蒼朮 苦、辛、温(乾湿健脾、去風湿)
川弓 辛、温(活血行気、去風止痛)
防風 辛、甘、微温(去風解表、きょ湿解痙、止瀉止血)
忍冬藤 甘、寒(清熱解毒、疏散風熱、清経絡風熱)
荊芥 辛、微温(きょ風解表、止血)
甘草 甘、平(補脾益気、清熱解毒、潤肺止咳)
紅花 辛、温(活血通経、きょお止痛)
大黄 苦、寒(瀉熱通陽、清熱瀉火、行お破積)
炎症・化膿傾向の皮疹に用いる処方です。
風湿熱の皮疹:かゆみ・発赤・熱感・化膿傾向・水泡や滲出物がみられる。
舌質は紅、舌苔は黄、脈は数。
去風化湿・清熱解毒
十味敗毒湯(華岡青洲)
荊芥 辛、微温(きょ風解表、止血)
防風 辛・甘、微温(きょ風解表、きょ湿解痙、止瀉止血)
独活 辛・苦、微温(きょ風湿、通経絡)
柴胡 苦、微寒(解表、解熱、そ肝解鬱、升挙陽気)
桜皮 (和漢生薬、排膿解毒)
桔梗 苦・辛、平(清肺提気、きょ痰排膿)
川弓 辛、温(活血行気、きょ風止痛)
茯苓 甘、平(利水滲湿、健脾和中、寧心安神)
生姜 辛、微温(発汗解表、温中止嘔、解毒)
甘草 甘、平(補脾益気、清熱解毒、潤肺止咳)
炎症や化膿傾向のある皮疹の、初期に用いる処方です。
皮膚化膿症・湿疹・蕁麻疹などで、風湿熱を呈するものに。
江戸時代の外科医・華岡青洲の創作した処方です。
注意:上記、漢方薬を、16日~32日間、ご服用しても、効果に満足できない場合は、
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最終更新日は、2015年(平成27年)7月です。
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